腱鞘炎
腱鞘炎

Tendonitis

腱鞘炎とは

手の病気の中でも最も馴染みのある病気のひとつでしょう。腱鞘とは曲げたり伸ばしたり広げたりする腱を包み、腱がスムーズに動くようにサポートしている組織です。この腱鞘は使いすぎると厚みがでてしまい(厚みが出ることを「肥厚」といいます)、スムーズに動けずに腱と擦れることで痛みが出てしまいます。
代表的なものでは、親指側の手首にある腱鞘に発症する「ドケルバン病」、指の腱鞘に発症する「ばね指(弾発指)」などが挙げられます。

腱鞘炎の原因

パソコンやスマートフォンの長時間使用、テニスや野球、ゴルフなどのグリップやボールを握る、打つ、投げるといった動作などで、指や手首に負担をかけすぎることが考えられます。また、更年期の女性や妊産婦に多いことが知られています。これは「エストロゲン」という女性ホルモンが減少することで、手指の関節や腱の痛みが引き起こされているのではないかと考えられています。

腱鞘炎の治療法

軽症の場合は湿布や固定、ステロイド注射などの治療法をとり、直らない場合は手術をおこないます。

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