多発性嚢胞腎外来
多発性嚢胞腎外来

当院では、水曜午後の内科外来にて、一般の腎疾患以外に多発性嚢胞腎に関する診療も行っております。予約は不要です。

多発性嚢胞腎は、両側の腎臓にできた「嚢胞」という水の入った袋がたくさんでき、その嚢胞が大きくなる遺伝性の病気です。30~40歳代まではほとんど症状はありませんが、腎臓に嚢胞が増えて大きくなってくると、腎臓の働きが弱くなり、その結果、70歳ぐらいまでに約50%の人が血液透析になると言われています。
 遺伝形式は常染色体優性遺伝が多く、両親に多発性嚢胞腎の方がいれば、男女を問わず2分の1の確率で、遺伝している可能性があります。ご両親が多発性嚢胞腎で治療されていたり、透析を受けている場合には精査をお勧めしています。

難病指定の疾患

2015年1月1日より難病に指定されております。
 医療費助成を受けるためには、まずは難病指定医の診断を受ける必要があります。居住されている都道府県の保健所などで申請書を入手して記入し、いくつかの書類とともに保健所などに提出します。詳しくはお住いの保健所などでご相談下さい。
 当院は難病指定医、および難病指定医療機関であり、診断、治療が可能ですので、ご相談ください。

診察日

担当医師 藤田和己医師(腎臓内科)
診察日  毎週水曜日午後
受付時間 13:30~15:30(診察開始 14:00~) ※予約不要

藤田 和己(ふじた かずみ)

プロフィール

北里大学を卒業し、腎臓内科入局後20年以上、東京と神奈川の大学病院と大学関連病院に勤務をしていました。腎不全や透析医療を専門にしております。腎臓病はきちんとした治療で透析までの期間を延ばせる病気です。腎臓に不安をお持ちの方、尿検査で異常を指摘された方はぜひご相談にいらしてください。また入院と外来の透析も担当しております。

取得資格等

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本腎臓学会 腎臓専門医
  • 身体障害者福祉法指定医