過活動膀胱
過活動膀胱

overactive bladder

膀胱が過敏になり、尿が十分にたまっていなくても、本人の意思とは関係なく膀胱が収縮する状態です。その結果、急に尿意をもよおしたり、何度もトイレに行きたくなったり、尿漏れをしたりということが起きやすくなります。過活動膀胱は頻度の高い病気で、日本人の1,000万人以上が罹患していると言われています。40歳になると増え始め、高齢になるほど増加し、80歳では4割以上が罹患しているとされます。

過活動膀胱の原因

脳やせき髄の神経疾患にともなうことが多いです。その他、男性の場合は前立腺肥大症の50~70%の患者さんが過活動膀胱になります。女性の場合は加齢などにより、膀胱・子宮・尿道などを支えている骨盤底筋の筋力が弱くなることが影響してきます。生活習慣も影響するといわれ、肥満や便秘・高血圧・糖尿病などとしばしば併発します。アルコール摂取や喫煙・運動の有無も影響してきます。

当院での治療法

日常生活の指導、膀胱訓練、骨盤底筋体操、内服薬など、症状に合わせた治療を行います。

尿漏れ・尿失禁予防体操