

リハビリテーション科 Rehabilitation
主な対象疾患と診療内容
急性期の脳血管疾患や手術後の運動器疾患等、さまざまな疾患に対して50名を超える経験豊富なリハビリスタッフが対応しています。
入院患者さんに対してだけでなく、外来通院リハビリテーションを実施しており、肩の痛みや腰痛、膝の痛みを抱える方から脳血管疾患を抱える方、スポーツ障害からの競技復帰に向けてなど幅広くリハビリテーションを施行しています。

急性期病棟でのリハビリ(3階北・南)
脳血管疾患や心疾患、呼吸器疾患等の病気や骨折等のケガの治療直後もしくは治療中の方に対して、リハビリテーションを行います。早期に介入することで、患者さんの機能回復と不必要な安静によって引き起こされる廃用症候群を防ぐことに努めます。
回復期病棟でのリハビリ(4階南)
急性期治療を終えた脳血管疾患や大腿骨骨折等の患者さんに対して、自宅復帰・社会復帰に向けた身体機能および日常生活動作(ADL)回復のためのリハビリテーションを提供します。個々に合わせた適切なリハビリだけでなく、退院後のご家族の要望にも応えるよう努めております。また、スタッフがご自宅へ伺い、生活環境チェックをして、家屋評価なども行っています。
地域包括ケア病棟でのリハビリ(4階北)
急性期での治療を終えたものの引き続き治療やリハビリテーションが必要な患者さんに対して、在宅生活に必要なリハビリテーションを提供します。
療養病棟でのリハビリ(4階北)
慢性期疾患をもつ患者に対して機能維持・改善、生活機能の向上を目指したリハビリテーションを提供します。
外来でのリハビリ
整形外科医や脳神経内科医と連携を取りながら、肩の痛みや腰痛、膝の痛みを抱える方から脳血管疾患を抱える方へのリハビリテーションを提供しています。またスポーツ障害からの競技復帰に向けてなど幅広いリハビリテーションを提供していることも特徴です。
その他リハビリ

手外科疾患に対するリハビリ
手の疾患の方に対しては、術後早期から作業療法士による機能回復を促すハンドセラピーを提供しています。当院には日本ハンドセラピー学会が定める認定ハンドセラピストが在籍しており、より質の高いリハビリテーションを提供し「生活で使える手」の獲得を目指しております。
また、当院は認定ハンドセラピスト取得に必要な臨床研修施設に登録されています。

3Dプリンターを使った自助具の作成
病気やケガが原因で、手をうまく使えない方の動作を補うため、主に箸やカトラリーなど食事で使用する自助具を3Dプリンターで作成し、お渡ししています。
3Dプリンターを使うことで持ち手の太さや硬度、凹凸など、患者さんに合わせたオーダーメイドで作成することができます。オーダーメイドの自助具を使用することで、ただ食事が食べられれば良いという「行為」ではなく、箸を使用して食べることや周囲の目を気にせずに食事を「楽しむ」ことの意義を支援できたらと考えています。また、自助具以外にも、リハビリで使用する物品やスプリント、患者さんの生活を支援できる物品を作成しております。

エコー
運動器疾患(主に肩や膝、肘関節の疾患など)の患者さんに対して、プローブと呼ばれる端子を当て
・痛みの原因がどこにあるのか
・炎症がでていないか
・狙った筋肉が動かすことができているか
など、関節や筋肉の状態をリアルタイムで確認することができます。MRI、CT検査とは異なり、持ち運びが容易なので、リハビリ中に患者さんと一緒に画面を確認して、患部の現在の状態を共有できます。また医師や他職種とのディスカッションツールとしても使用しています。

友志会リハビリテーション部について
友志会グループのリハビリテーション部では、あらゆるライフステージに対応して継続的に提供できる支援システムを地域に展開し、その中でリハビリテーションが急性期から回復期、生活期へと遅滞なく効率的に継続できるよう取り組んでいます。
医師紹介
橋本 実(はしもと みのる)

プロフィール
回復期リハビリテーション病棟(4階南病棟)にて、回復期リハ病棟専従医師として働いております、リハビリテーション科の橋本です。よろしくお願い致します。
取得資格等
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本人間ドック学会 人間ドック健診専門医