前立腺がん prostate cancer
日本人男性がかかるがんの中で今や最も割合が高い癌です。早期に段階において、症状を自覚することが少ない疾患ですが、進行すると頻尿や血尿などの症状がでてきます。さらに、進行した前立腺がんは骨に転移することが多く、その際には腰痛などの骨の痛みが出現することがあります。
前立腺がんの原因
前立腺がん患者は年々増加しています。原因として食生活の欧米化(動物性脂肪が良くないとされている)や、腫瘍マーカー(PSA検査)の普及でがんが発見されやすくなったことが挙げられます。
PSA検査とは…
がんなどにより前立腺組織が壊れると、PSA(前立腺特異抗原)が血液中に漏れ出し増加します。血液検査でPSA値を調べることによって前立腺がんの可能性を調べます。健康診断では一般的にPSAが4.0ng/ml以上の場合を要精査としています。ですが、PSA値が高いからといってすべてが前立腺がんなのではなく、前立腺肥大症や前立腺の炎症でも高くなることがあります。
当院での治療法
手術療法、放射線療法、内分泌(ホルモン)療法、化学療法があります。病期や年齢、全身状態、合併症などを考慮して治療方針を決定します。