薬剤部
薬剤部

Pharmacy

薬あるところに薬剤師ありのスローガンを基に私たち薬剤師は「薬」をとおして患者さんの治療に関わっています。当院では、大学病院からの紹介患者が多いため、約2,300種類の医薬品を取り扱っております。
薬剤師としての立場から、薬がより安全・適正に使用されるように、医師と話し合い、患者さんに適した薬や投与量・投与方法を薬剤師から積極的に提案しております。
薬をとおして、患者さんがより安心して医療を受けられるように、そして、一日も早く回復できるように、
責任を持って仕事をしています。

スタッフ常勤:8名 / 助手:2名(令和5年4月)

業務内容

1. 調剤

処方箋に基づいて、患者さんが薬を適切に服用できるように調合するだけではなく、投与量、用法、相互作用等をチェックし、疑問があれば、処方医に確認し、薬の安全性、有効性を確保しています。

院内処方箋 59枚/月
院外処方箋 3,884枚/月
入院処方箋 2,362枚/月
(いずれも2022年度)

2. 注射薬の調剤

注射薬は人体に直接作用するので特に正確な作業が要求されます。注射薬払出システムの導入により、正確に、安全に病棟に供給しています。注射薬の薬歴、投与量、配合変化等も薬剤師がチェックを行っています。

外来注射箋 1,088枚/月
入院注射処箋 3,235枚/月
(いずれも2022年度)

3. 抗がん剤の調製

当院では抗がん剤治療の件数が多いため、薬剤師は調製のみならず、投与量、投与期間、検査値チェックも行い、正確性と安全性を確保しています。

抗癌剤調製件数
外来54件/月、入院52件/月 (2022年度)
レジメン登録数 174登録

4. 持参薬鑑定

入院時に持参した薬を鑑別して、当院で適切な治療を受けられるよう持参薬報告書を作成しています。

報告書件数 108件/月
(2022年度)

5. 薬の管理

冷所保存医薬品管理システムの導入により、在庫、温度、使用期限が適正に管理されており、安全な医薬品が供給されています。

NOVUMN
Cubixx

6. 服薬指導

入院中の患者さんに対して服薬指導をおこなっています。近年では、高い治療効果をもった薬剤が登場するようになった反面、投与方法が複雑になり副作用もこれまで以上に注意が必要です。服薬指導を行う際は、これまでの既往歴・副作用歴や服薬状況を聞き取り、これから使用する薬剤について説明を行い、治療開始後はきちんと服薬できているか、効果はどうか、副作用の発現が無いかを確認し、医師や看護師などの他職種に情報を提供しています。さらには退院に向けて、薬の自己管理指導や生活指導を行っています。
患者さんにとって安心・安全な薬物療法が行えるように、薬効確認や、副作用の早期発見に努めています。

薬剤管理指導業務
薬剤管理指導料1    23.9件/月
薬剤管理指導料2    42.8件/月
(いずれも2022年度)